「船橋にんじん」を競馬場でPR
5月23日、東京都品川区の大井競馬場で「JAいちかわ賞」レースを開き、「船橋にんじん」のPR活動を行いました。
当組合は、都市化の影響を受けながらも、安心で安全な農産物を産出する産地として、農業を振興しています。
船橋市は、千葉県内の春夏ニンジン有数の産地であることから、消費拡大と有利販売を目指して、「船橋にんじん」の地域団体商標登録(地域ブランド)の獲得を目指しています。
会場では、ニンジンジュースと、Lサイズ2本入りの「船橋にんじん」1,000袋を用意。開始20分で全て配布するほどの盛況ぶりでした。
JAいちかわ船橋地区では、平成9年から大井競馬場から出る馬ふんを受け入れ、地力増進に役立てています。
馬ふんは、堆肥の原料として非常に優れています。ここで言う「馬ふん」は、厩舎から排出される敷き藁(わら)と排せつ物が混じったもののこと。
農家はこれを発酵させ堆肥にして、地力維持向上資材として活用します。
競馬場から譲り受けた「馬ふん」は堆肥舎などに積まれます。するとそれは微生の働きで自ら熱を発しながら発酵を始めます。農家はさらに良質な堆肥となるよう手間暇掛けて堆肥を育てます。
完熟した堆肥は、匂いもないサラサラ・フカフカ。これを田畑に施すと土壌の物理性が改善し、良質なおいしい収穫物が得られるようになるのです。